えんむすびのお仕事

アナウンサー遊佐さんによる朗読会をサ高住「おおるり富塚」で開催

一昨日の午後、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「おおるり富塚」で、ご利用者様が参加しながらの朗読会が開催されました。

この朗読会は、フリーアナウンサーの遊佐ちえみさんが施設の運営会社バイ・スティックケアサービスの統括マネージャーの塚本さんの想いに感銘を受けて「未来マチプロジェクト」の一環として実現したの。

朗読会は、一杯ずつ淹れたコーヒーと地元ベーカリーの美味しいマドレーヌやフィナンシェを食べながらスタートしました。

遊佐さんから自己紹介と朗読(発声)することのメリット(効果)を伝え、参加された10名の方々の簡単な自己紹介、発声練習の後、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を朗読しました。

遊佐さんからの声を出すメリットをまとめると、
1.口周りや口の中の筋肉を使うことで、舌の動きも良くなり、食べ物を上手く飲み込めたり飲食を楽しむことができる
2.しっかり声を出すと、身体に良い刺激を与えられる
3.脳も刺激されることにより認知症にも良い影響がある
とのことでした。

30分程度の朗読を通して、だんだん参加者の顔色が明るくなったり、前半よりも後半の方が声が大きくなったり、みなさんの笑顔が見れたことで、私たちも元気をいただく事ができました。

「私はうまく読めないから」と最初は遠慮されていた方もご自分の番になったら、はっきりとスラスラと朗読されていて、統括マネージャーの塚本さんも驚いていたほどでした。

本や文章を音読する機会は普段の生活の中にはなかなかないモノではないでしょうか。
誰かと話をする、独り言を言うことはあれど、人前で同じテキストを見ながらそれを声に出すコトって良いんだな、と思うほど何か良い時間でした。

参加者のみなさんのことを考えて塚本さんがコーヒーを淹れたり、準備などをされている想いが随所に感じられて、今回も良い施設や会社だなぁと思いました。

こういうところに将来お世話になれたらいいなぁ、とも。

今回の朗読会はじめ、おおるり富塚やおおるり笠井で実行されている様々な取り組みは、「未来マチプロジェクト(正式には、「地域のみなさんと、未来のマチとカイゴを豊かにするプロジェクト)」の一環。

単独でなく、この地域の企業や団体、お店、人たちと一緒に「介護」が特別でなく当たり前になり、私たちの生活の一部となる未来に向けた取り組みが「未来マチプロジェクト」です。
年齢を重ね、サ高住などの施設でも今までと同じような生き方ができ、「良い一日だった」と思いながら寝ることができる日常にしたいという塚本さんの想い、素晴らしいと思いませんか?

私たちが目指したい未来のカタチが「おおるり富塚」と「おおるり笠井」にはあるような気がします。