ゴールドジムに3年半通って私なりに感じたり考えたことがあります。
良く言われることですが、「やっぱりジムに通っている経営者って、結構多い」ということです。
もちろん経営者全員というわけではありませんが、経営者仲間や仕事でお会いする方を見ていると、定期的にジムに通ったり、ランニングをしたり、身体を動かす習慣がある方が多いと実感しています。
経営者って、基本的には忙しいはずなのに、です。
会社の売上のこと、社員のこと、お客様のこと、資金繰り、新しい事業のこと…会社を経営するためにやらなければいけない事、やりたい事は尽きません。いくら時間があっても足りないくらいです。
そんな中、仕事に直接つながることがなさそうな「トレーニング」に経営者はなぜ時間を使っているのか私の実際に感じていることを言語化してみます。
私もジムに通う前は、トレーニングに充てたり前後の通う時間を仕事すればより成果につながるんじゃないかと思っていたりもしました。
1.身体は資本
一番シンプルな理由は、やっぱりこれだと思います。「身体は資本」
どれだけ仕事ができても、身体を壊してしまえば仕事を続けることができません。
特に経営者は、自分自身が会社の中心になっているケースも多いはずで、自分が休んだら、会社の判断が止まってしまいます。
そう考えると、身体を維持することは、単なる健康管理ではなく、人生そのものへの投資と捉えることなのだと思います。
お金や会社の資産は、後から取り戻したり増やしたりすることができますが、健康を害して失った自分の身体と時間は、簡単には戻ってきません。
だからこそ、仕事だけに時間を使うのではなく、身体にも時間を使う必要を経営者は感じ、考えているのだと思います。
2.積極的に健康を維持する
健康って、悪くなってから考えることが多いですよね。
健康診断で引っかかった。
体重が増えた。
血圧が高くなった。
腰が痛い。
熱っぽい。
悪くなってから対策を始めるのが一般的といいますか、普通だと思います。
可能であるならば、その前に手を打ちたいと私も独立してから考えるようになりました。
「病気にならないため」だけではなく、「今の健康な状態を積極的に維持する」。
これがトレーニングの大きな原動力になっていると思います。
経営者は仕事が好きな人も多いので、放っておくと仕事ばかりしてしまいます。
朝から仕事をして、夜も仕事。
休日もメールを確認して、頭の中ではずっと仕事のことを考えている。
それを続けていけば、いくら仕事が好きな方でも健康を害する可能性は十分あります。
精神的には充実していても、年々身体はついていかなくなることは経営者だからといって避けられるものではありません。
だからこそ、仕事以外の時間を意識的につくるのです。
その一つが、ジムなどで行うトレーニングの目的になるんだと思います。
3.強制的に「仕事を考えない時間」をつくれる
これは、個人的にはかなり大きな考え方です。
経営者は、否応なしに仕事が終わっても仕事のことを考えてしまうものです。
・「あの案件どうしよう」
・「来月の売上は?」
・「この企画、どう進めよう」
・「採用どうしよう」
頭の中では、ずっと仕事のことを考えてしまいます。
しかし、ジムでトレーニングをしていると、さすがに仕事のことばかり考えているわけにはいきません。
・「次は何キロにするか」
・「あと何回できるか」
・「フォームは大丈夫か」
・「これが自分の限界か?」
目の前のことに集中せざるを得ない状況を作ることができるのです。
強制的に仕事脳から離れられることは想像以上に難しいことで、必要なことなんだと考えるようになりました。
※仕事を忘れることは、仕事をサボることではありません。
一度頭を切り替えることで、ジムを出たあとに考えが整理されていることも良くあります。
ずっと走り続けるより、いったん止まってリセットする。
経営者にとって、この時間は貴重なものになるのです。
4.身体は、自分の努力で変えられる
これも、経営者がトレーニングにハマる理由として面白いと思っています。
経営をしていると、自分では変えられないものがたくさんあります。
・人は思った通りには動いてくれない。
・お客様の判断もコントロールできない。
・市場も変わる。
・競合も出てくる。
どれだけ努力しても、思い通りにならないことはたくさんあります。
でも、自分の身体は違います。
もちろん年齢などの条件はありますが、基本的には、
トレーニングをする → 食事を整える → 継続する → 少しずつ身体が変わる。
努力が比較的分かりやすく結果につながります。
前回のトレーニング時より少し重い重量を上げられた
回数が増えた
以前より身体が引き締まった
姿勢が良くなった。
鏡を見て「ちょっと変わったな」と思える
経営ではなかなか味わえない、「自分の努力で、自分を変える」という直接的な感覚を得られるのです。
5.姿勢が良くなり、見た目も変わる
そして、現実的な話ですが、これも大事なことだと思います。
トレーニングをすると、姿勢が良くなります。
余分な脂肪も減ります。
身体に適度に筋肉がついてくる。
身体のことを気にするようになる。
その結果として、見た目が少しずつ変わっていきます。
経営者は、人と会う仕事でもあります。
お客様、社員、取引先、金融機関、地域の方など、さまざまな人と会う。
そのときに、姿勢が良く、健康的で、エネルギーを感じる人の方が、やっぱり印象はいいですし、この人なら大丈夫そう!と感じてもらえることは仕事の成果にも繋がると私は考えています。
経営者として会社を代表する立場である以上、自分自身がどう見えているかを意識することも、一つの自己管理だと思います。
身体を鍛えることで、見た目だけではなく、自信や気持ちの面でも変化が出てくる。
「なぜ経営者はジムに通うのか?」まとめ
「忙しい経営者が、なぜ仕事に直接関係のないトレーニングをするのか?」
それは、仕事とは直接関係がないように見えて、実は人生や仕事の土台を整えているからだと思います。
1.身体は資本。
2.積極的な健康維持。
3.仕事から離れる時間。
4.自分自身を変える経験。
5.そして、人前に立つ自分の身体を整えること。
どれも、すぐに売上になるものではありません。
でも、長く経営を続けていくためには、こういう「直接的ではない投資」も大切。
経営者は、会社を成長させることばかり考えますが、会社を成長させる自分自身の健康と、会社の成長。この両輪があってこその会社経営なのです。
だから僕は、ジムに行く時間を「仕事をしていない時間」とは考えていません。
これも、自分の人生と仕事を長く続けるための投資。
そう考えると、忙しい中でもトレーニングを続ける理由が、明確になってきました。
