経営者になる前、社長というのはどこか「自由な人」に見えていたこともありました。
自分で時間を決められる。
自分で仕事を決められる。
上司もいない。
「経営者っていいな」と思っていた部分もあります。
実際に自分が経営者になってみると、確かに自由ですが、想像していたのとはちょっと違っていました。
今回は、経営者になって初めて分かったこと、そして「これは会社員の頃には分からなかったな」と思うことを言語化してみます。
1.ずっと商売のことを考えている
これは一番最初に持ってきたい。
朝起きたら、「今日の仕事どうしよう」ではなく、
「今月の売上どうかな」
「来月どうしよう」
「この案件どうなるかな」
「新しい仕事をどう作ろう」
と考えるようになりました。
休日でも仕事のことは完全には頭から離れません。
仕事が嫌いだから、仕事が好きだからという事は関係なく、自然と常に自分の商売のことを考えるようになったのです。
2.税金、高い(笑)
これは経営者あるあるじゃないでしょうか。
会社員の頃も税金は払っていましたが、経営者になると、「こんなに払うのか…」と一層実感する機会が増えます(笑)。
所得税、住民税、消費税、法人税など、なぜ節税のYouTube動画やインターネット記事などが世の中に溢れているのか以前よりも身近に感じられるようになりました。
3.社会保険、ド高い(笑)
ここは2番とセットでもいいですが、あえて独立項目にしていいと思います。
会社員のときは給与明細を見て、「社会保険料、結構引かれているな」くらいでした。
でも会社を経営すると、会社側も半分負担しているので、社会保険の負担が大きいことを毎月実感します。
「給与だけじゃない」という事をとても感じます。
消費税減税もアリですが、社会保険を下げる方が家計へのインパクトが大きいことを実感しています。
4.自由になったけど、責任も全部自分
時間は自由になりました。でも、「今日は誰かが仕事を決めてくれる」ということがありません。
判断するのも自分。
決めるのも自分。
うまくいかなかったときに考えるのも自分。
だから、「自由」と「責任」はセットなんだなと実感する日々を過ごしています。
5.自分の機嫌を自分で取ることが、思っていた以上に大切
会社員なら、嫌なことがあっても誰かと話したり、上司に相談したりできましたが、経営者になると、最終的にはすべて自分で処理することになります。
だから、「今日は気分が乗らないから、判断も雑になっているかもしれない」と自分で気づくことも重要なのです。
・運動する
・人と話す
・少し仕事から離れる
・寝る
・好きなことをする
など、自分の状況を意識的に変えられるようになることはとても大切だと考えています。
6.謙虚さを忘れてしまうこともある…
経営者になると、
「自分で会社を作った」
「自分が判断している」
「自分の考えで仕事をしている」
という環境になります。
知らないうちに自分の選択が全て正しくなければいけないと考えてしまうことで、時に謙虚であることよりも我を通しがちになることもある、のです私は。
もちろん実際には、仕事を依頼してくれるお客様がいて、協力してくれる人がいて、家族がいて、周りの人に支えてもらっていことを忘れるわけではないのですが、臨機応変に、柔軟に、客観的にその時の状況を判断できれば良いのですが、まだまだ未熟な経営者と感じることがあります。
謙虚でいたい……と思っているのですが、たまに忘れてしまうこともあるのが正直なところです(笑)。
7.「商売は難しい」と「なんとかなる」が同居する
経営していると、「商売って難しいな」と思うことがあります。
でも一方で、「まあ、なんとかなるか」と思えるようにもなることもあります。
なぜなら、困ったことが起きても、今まで何とかしてきた、なってきた経験があるからだと思います。
最初は大事に思えたことも、時間が経過すると、「あのときも何とかなった、今回も大丈夫」と思ったり。
これは経営者になって身についた、ある意味の図太さなのかもしれません。
最後に、経営者になってから、以前より「みんな頑張っている」と思うようになりました。
経営者には経営者の悩みがある。
社員には社員の悩みがある。
お客様にはお客様の事情がある。
外から見ているだけでは分からないことが、それぞれにあります。
自分が経営する側になって、少し周りの人の見え方が変わった気がします。
経営者になって数年。まだまだ分からないことばかりです。
たぶん、これから何年か経ったら、違うことを言っているかもしれません。
経営者として3年半時点で、私はこのように感じ、考えていることをまとめてみました。
いろいろな事がありますが、それも含めて、経営というものなのかもしれません。
