株式会社えんむすびを設立して経営者になって3年半。会社員だった頃と比べて、仕事に対する考え方はいろいろ変わりました。
その中でも、特に強く感じることが、経営者の仕事は「決めること」なんだなということ。
何をやるのかを決める。
何をやらないのかを決める。
誰と仕事をするのかを決める。
どんな仕事をするのかを決める。
どこに時間を使うのか。
どこにお金を使うのか。
会社として何を大切にするのか。などなど
毎日のように、大小さまざまな「決めること」があります。経営をしていると、「どうしよう」と考える場面は本当にたくさんあります。
一つひとつは小さな判断でも、それが積み重なることで会社の方向が決まっていきます。
だから、経営とは「決めること」の連続なんだと思います。
正しい判断をすることよりも、大切なこと
できることなら常に正しい判断をしたいと思いますし、経営者ですから、間違った判断はできるだけ避けたいと思います。
様々な情報を集めて、考えて、時に信頼できる人に相談して、できるだけ失敗しないように判断することは、当然大切です。
でも、経営をしていると、最初から正解が分かっていることなんて、ほとんどないことにも気づきます。新しいことなどは特にやってみなければ分からないものです。
お客様がどう反応するかも分からない。
市場がどう動くかも分からない。
やってみたら思ったより良かったこともあれば、逆に「これは違ったな」と思うこともあります。
やってみないと分からないことが多いので、「正しい判断をすること」だけにこだわらなくなりました。
それよりも、
決める。
動く。
振り返る。
改善する。
このサイクルを早く回すことの方が大切なのです。
「すぐ決める、すぐ動く、しっかり振り返る」
私が意識しているのは、
1.すぐ決める
2.すぐ行動する
3.しっかり振り返る
4.改善する
という繰り返しです。
もちろん、会社の経営に関わる大きな決断については、慎重に考える必要があります。でも、すべてのことを慎重に考えすぎていたら、いつまで経っても変わることができません。
例えば、新しいことを始めるとき。
「本当にこれでいいのか」
「失敗したらどうしよう」
「もっと情報を集めた方がいいんじゃないか」
と考えがちになることがあります。
でも、ある程度考えたら、まずやってみる。やってみて、結果を見る。
思ったような結果が出なければ、「なぜだろう?」としっかりと振り返る。そして、少しやり方を変えて、もう一度やってみる。この繰り返しをした方が、求めるゴールが近づいてきます。
失敗してから分かることもある
経営をしていると、もちろん失敗もあります。「これはやらなくても良かった」と思うこともありますし、「もう少し違うやり方をすれば良かった」と思うことももちろんあります。
失敗も含めて、実際にやってみたからこそ分かることもたくさんあります。やってみなければ分からないことの方が多いものです。
頭の中でいくら考えていても分からなかったことが、実際にお客様に提案してみたら良くも悪くも何かしらの反応があります。
サービスを始めてみたら、思っていた反応と違ったり、イベントを開催してみたら、想定していなかった課題が見つかったり。
うまくいかないことも、失敗というよりも、次の判断をするための材料が増えたと捉えれば良いだけです。
だから、「失敗しないようにする」だけではなく、「失敗したら、そこから何を学んで次にどうするか」を考えることも経営者の仕事なのだと思います。
やらないと決めることも、一つの決断
そして、経営者になってもう一つ感じるのが、「やらない」と決めることも大切だということです。会社員の頃は、仕事を頼まれたら基本的には「どうやってやるか」を考えていました。
経営者になると、
「これは今やらない」
「これは自分たちがやる仕事ではない」
「今はこの仕事に時間を使わない」
と決める必要があります。
やりたいことはたくさんあります。新しいサービスも考えたい、いろんな人にも会いたい、新しいプロジェクトにも関わりたい、でも、時間もお金も人も限られています。
だからこそ、何をやるかを決めることと同じくらい、何をやらないかを決めることも大切なのです。
決断すると、次の景色が見えてくる
決める前は、いろいろな可能性があります。
「こっちもある」
「あっちもある」
「もう少し考えた方がいいかもしれない」
と迷いますが、一度決めて動き始めると、次にやるべきことが自然と見えてくるものです。
人に相談したら、新しいアイデアが出てくることもありますし、お客様からご意見をいただくこともありますし、実際にやってみたことで課題が見つかることも。
動けばまた次のことを決める機会が生まれます。そうやって一つひとつ決めていくことで、会社は少しずつ前に進んでいくのだと思います。
経営者になって3年半。まだまだ経験も足りませんし、毎回自信を持って判断できるわけでもありません。
「これで良かったのかな」と後から考えることもありますが、それでも、これまでを振り返ってみると、
決めて、動いたからこそ、次の仕事やご縁につながったということがたくさんありました。
だから今は、経営とは「決める」こと。
そして、決める → 動く → 振り返る → 改善する。
この繰り返しなのだと思っています。
正解を探し続けて立ち止まるのではなく、ある程度考えたら決めて動く、やってみて、違ったら修正する、うまくいったら、さらに伸ばすことを考える。
この繰り返しが、商売を少しずつ前に進めていきます。
これからも、たくさんのことを決めていくことになると思います。そして、きっとたくさん間違えることもあるでしょう。
それでも、決めて、動いて、振り返って、また決める。
それが経営なのだと思います。
